ロンドンのスーパーで買える美味しい食材

ロックダウンが続くロンドン、Uber Eatsなどを使ってデリバリーを週1回程度頼む以外、毎食自炊する生活が続いています。

そこで今回は、ロンドンのスーパーで買える、美味しくかつコスパが良いと私が感じている食品トップ5をご紹介したいと思います。個人的に世界で日本に勝るグルメ国はないと思っているものの、ここでご紹介する食材は、東京に一時帰国している際に「あー、ロンドンのあれが食べたい!」と思ってしまうの強者ばかり。「イギリスはご飯が不味い」と言われますが(この真偽については別記事で語るとして)イギリスにも美味しいもの、沢山あります。

早速第5位から発表していきます!

第5位:ワイン いきなり食品というより飲み物になってしまいますが、イギリスのスーパーでは手軽に美味しくて安いワインが手に入ります。特にワインの種類が豊富なのはWaitroseという高級系スーパー。日本円にして7−800円程度の安いものから1万円程度の良いものまで揃っていて、仕入れを担当する専属のソムリエの目利もよく、説明書きも信頼できるので、おすすめです。大体2−3000円出せば、結構美味しいヨーロッパのワインが手に入ります。もちろん専門のワイン店もたくさんあるのでそうしたお店でワインを買うこともありますが、「今日はステーキ肉が安いから美味しそうな赤ワインを買おう」「今日はカルパッチョを作るから軽めのロゼを買おう」というように、作る予定のメニューに合わせてそのままワインを買うことができるのが嬉しい。イギリスといえばビールにエールにウィスキーのイメージですが、ワインも幅広く親しまれており、人口一人当たりの消費量も日本の7−8倍と言われています。

第4位:塩(シーソルト) おすすめはMaldon Saltです。王室御用達のブランドで、世界中の有名なシェフが愛用しており、一部では「塩の芸術品」とも呼ばれているとか。私がこの塩を知ったのは、スペインのグルメの街・サンセバスチャンです。フラッと入ったバルで食べたステーキにかかっていたお塩があまりにも美味しかったので、「きっとスペインの美味しいお塩だから買って帰りたい!」と思いカウンター越しにマスターのおじさんに「これはどこのなんというお塩ですか?」と聞いてみたら、「イギリスのマルドン・ソルトさ」と教えてもらったのが出会いでした。南部のエセックス州という地方で、伝統的な手法で、海水だけを使って作られています。サクサクとしていて、ミネラルたっぷりのまろやかな角のない味わい。ステーキにかけても、サラダにかけてもとても美味しく、見た目もお洒落に仕上がります。日本で買うと700円程度しますが、こちらのスーパーで買えば1.5ポンド(300円)程度で買えてしまいます。

第3位:ギリシャヨーグルト こちらのギリシャヨーグルトはクリーミーでとても美味しいのです。日本でよく見かけるブルガリアヨーグルトとは比べ物にならない濃厚さ。蜂蜜をかけるとそれだけで立派なデザートです。私は朝食に苺にかけて食べています。

第2位:チーズ チーズはヨーロッパのものが断然美味しいと思っています。もともとチーズ好きですが、イギリスに住んでからは美味しいチーズが手軽に手に入るのでこれが加速してほぼ毎晩ワインのお供にチーズを食べています。何が違うのか。一番は、熟成度合いにあると思います。日本のチーズはミルキーな軽い味わいのものがほとんどであるのに対し、欧州のものはコクがある。中にはかなりクセ・臭いが強いものもあります(その臭さは納豆以上!)。イギリスのスーパーのチーズ売り場は巨大です。小さなSainsbury’s Local やTesco Express(小さめのマルエツプチ的な存在のスーパーたち)でも必ず棚一つぐらいの面積がチーズに割かれています。少し大きめのスーパーに行けばチーズだけを並べた小部屋があるほど。値段も日本と比べて断然安いです。スティルトンチーズ(イングランドの代表的なチーズ。青カビ系のブルー・スティルトンが一番有名。イタリアのゴルゴンゾーラに並び、世界三大ブルーチーズの一つ)は、手のひらサイズのものがスーパーで2ポンド(約300円弱)程度で買えますし、熟成されたチェダーチーズなど1ポンド(約150円)で買えてしまいます。そしてどれもコクがあってとても美味しい。EU圏産のチーズも安く買えます。

写真に写りきらない幅のチーズコーナー。

第1位:サーモン イギリスにきたら、サーモンを食べずに帰ってはいけません。甘くてしっとりとして脂が乗っていて、本当に美味しいです。レストランで食べても美味しいですし、こちらのスーパーではスコットランド産(もしくはノルウェー産)の新鮮なサーモンが手に入ります。日本でよく見かける塩鮭ではなく、普通のサーモンの切り身なので、様々な調理方法ができるのも有り難いところ。クリームスープに入れたり、オーブンで焼いたり、パイに入れたり、フライパンでソテーにしたり、照り焼きを作ったり、パスタに入れたり。旅行中だと切り身を買って料理するのは難しいかもしれませんが、スモークサーモンも美味しいので、クリームチーズとベーグルを買えば朝ごはんやおやつになります。

いかがでしたでしょうか。

イギリス旅行にいらっしゃったらぜひともスーパーを覗いてみてください(私のおすすめのチェーンは断トツでWaitroseです。M&Sもお土産用のお菓子などはパッケージが可愛いものが結構ありますが、食材の質はWaitrose一人勝ちです。)。お土産にできるクッキーやチョコレート、紅茶などもたくさんありますし、外食に疲れたら、スーパーでワインとチーズとサバ缶とサラダでも買ってピクニックしたりホテルでのんびりご飯をするのも良いと思います。

他にも、地味でトップ5入りしなかった食材で個人的に日本と比べても特別美味しいと思っているものとしては、鶏のムネ肉(何故か日本のものよりパサパサしていなくて美味しい)、マッシュルーム(特にPortobello Mushroomという種類が香り高く、ステーキのようにソテーにするとそれでメインになるほど美味しいです。ポルチーニ茸かと間違うほど!)、ラム肉(普通のスーパーでも必ず売っている)、サバ缶(トマト味やらレモン味などいろいろあります)、ぶどう、ベーコンなどなど。

さすがスコーンとトーストの国!なだけあって、ジャムも美味しいです。フルーツの形が残っているものもあれば、コンポートのようにゼリー状に煮詰められたものなど、バリエーションが豊富で、味の種類もベリー類だけでもRaspberry味、Blackberry味、Strawberry味、 Black Current味…など豊富です。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました♪

Author: tomimunch

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