アメリカに次いで世界で二番目にコロナウィルスによる死者数の多い国となってしまったイギリス(3万1,587名 5月10日現在)。先日こちらの記事でコロナ禍のロンドンの状況についてお伝えしましたが、それからちょうど1ヶ月経った今、5月現在の状況についてアプデートしてみたいと思います。
つい数時間前にボリス・ジョンソンが演説を行い(だいぶ顔色は良くなったのだろうけど、やはりコロナになる前と比べると明らかに痩せましたね)、新しいスローガン”stay alert, control the virus, save lives”が掲げられると共に、いくつかのロックダウン解除に関する計画の概要が説明されました。
これまでは「基本的に何があっても家に留まること”Stay home”」を要請してきたイギリス政府ですが、先の演説のなかで、“stay at home as much as possible”, “limit contact with other people” and “keep your distance if you go out” 「できる限り家にいること、他人との接触を最低限に抑えること、もし外出するなら他人と距離を置くこと」という要請に軟化していくことを明らかにしました。
当然一夜にしてこれまでの通常運行に戻るというわけではありませんが、段階的に少しずつロックダウンが解除されていくようです。具体的には水曜日から以下のような措置がとられます。
- これまで1日1回のみとされていた運動のための外出の回数制限の排除
- 公園などで日光浴をすることを許可(運動以外の目的での外出も許可されたことになります)。また同居人とスポーツをすることも可。
- 車を運転して遠出をすることを許可
- 在宅勤務が不可能な業種(製造や工事など)の従業員は、職場に戻ることを推奨。ただし、出来る限り公共交通機関は避けること
- 地域別にリスク水準を5段階評価し、今後の政策決定に役立てる(今現在は全国がレベル4で、これをレベル3に下げることが当面の目標だとのこと)
上手くいけば学校は6月1日から再開、その他のレストランや店舗は7月1日から再開の可能性を示唆しましたが、今後の状況次第となります。
個人レベルの実感としては、これまでの生活とあまり変わりそうにありません、というか、変えないようにしようと思っています。
昨日Zoom でこちらで医師をしている親戚と話したところ、「多くの医療関係者は第二の波の到来を覚悟しており、第二の波はさらに悲惨な結果となる可能性が高い。一部の医療機関はすでにその準備に入っている」と淡々と語ってくれました。個人的にも、これで国民の気が緩んで感染が広がる可能性は非常に高いとみています。
これまで以上に注意して、過度に神経質になりすぎず、引き続き健康的な生活を送っていきたいと思います。読者の皆様もどうかご自愛ください。
第二波は、もっと悲惨って…
怖いですね…
早くワクチンか特効薬ができるといいな!
抜本的な対策ができるまでは、お家時間をできる限り楽しんでじっとしているしかないですね!